2.客からみた困った客
<その1>香水おんな
匂いのキツイ香水ってクサイ臭いと紙一重ですよね?
本人はともかくとして、周囲でラーメンを食べている他人にとっては間違いなく邪魔な臭いだと思います。
ほのかに匂う程度であれば、それほど気にはなりませんが、思いがけない瞬間に店内の風向きが変わって、二つ三つ隣の席のご婦人からモワ〜ッと強烈な臭いが襲ってくることがあります。さすがにこれには耐えられません。背を向けようが、どんぶりスレスレまで顔を近づけようが何をやっても無駄な抵抗に終わります。
ラーメンにとって香りは大切な要素です。店主が素材を吟味し丁寧に作りあげたスープからは融合された自然の香りが湧き立って、それだけで心が癒されます。
まったりと鼻にまとわりつくような化学薬品の臭いはその対極にあります。どうかご注意を!
(なお類義語として「タバコ男」もあります)

<その2>語り男
私も含めてですが、ちょっとラーメンに詳しくなってきたりすると、美味しいラーメン屋へ友人などを連れて来たりしますよね。
そんな時ってついつい語りたくなるんですよねー。ダシをとるのに使っている材料が何だとか、店主がどこで修行して来たとか、果てはチャーシューの作り方までも…。
自分のことを棚に上げて言わせていただきますが、注文して待っている間にそんな話が聞こえてくるのはただただうっとうしいばかり。物知りを披露したい気持ちはわからなくもないですが、何となく小威張りしたその語り口調がイヤなんですよー。
どうせ雑誌やテレビから得た知識(?)、大きい声で語りまくるのだけはご遠慮くださいね。

<その3>即席評論家
男女問わずラーメン評論家気取りの人って最近増えてきているように思いませんか?(私もその口ですが…)
「ふ〜ん、こういう味かーなるほどねぇー。スープは豚骨、鶏ガラ、それと…かつおとムロアジかなー」と、こんな感じで。
まー、評論を平たく言えば「感想」なわけですから、それがいけないとまでは申しませんが、せめて店の中では言わないで欲しい!だって、こっちはまだ食べる前ですよー!おかしな先入観が植え付けられてしまう〜!それに言ってること合ってるんですか?ご主人に丸聞こえで感じ悪いと思いませんか?
日々、にわか評論家達を前にして、ご主人はストレスが溜まらないのでしょうか?


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